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 心理療法の解説                       

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 心理療法



来談者中心療法(クライエント中心療法)

 
現在,日本で行われているカウンセリングの主流を占めています。

1940年代に日本に初めて入ってきたカウンセリングで,米国の臨床心理学者カール・ロジャースによって創始され,さまざまな人たちによって発展されてきました。当初は「非指示的療法」と呼ばれていました。
この療法は,セラピス来談者の持つ自己実現傾向を発現・促進させるために共感的理解・無条件の肯定的配慮・純粋性といった基本的態度をとることが重要であるとして,その結果,来談者自らが気づき,成長していくことができるということです。




認知療法

 
知療法とは,自分の「心のくせ」や思考のパターンを知り,それをより柔軟性の高いものに変化させていくことで,気分の改善を図ったり,社会への適応性を高めたりする方法です。

たとえば,落ち込んで憂うつになったり,感情が不安定になったりして,つらく苦しい「感情」がわき起こってきたときに,知らず知らずのうちに頭の中をかけめぐっている「考え」に注目することによって,そのような自分を苦しめている憂うつ,不安などの「感情」を和らげようとする心理療法です。
認知療法ではこの「考え」の部分を「認知」と呼んでいます。

人にはその人特有の物事のとらえ方(認知のパターン)があって,それが感情のコントロールに影響を及ぼしています。例えば,いつもネガティブな考え方をしている人は,憂うつな気分に悩まされることになります。
憂うつになったり,感情が不安定なため社会にうまく適応できない人のなかには,歪んだ物のとらえ方(認知の歪み)をしていることが原因と考えられる場合が多くあります。

自分の「認知の歪み」のパターン(心のくせ)を知り,それを修正したり,柔軟性の高いものに変化させたりできれば,気分をよくしたり,自分の感情をコントロールしたりすることに役立ちます。
認知療法は認知行動療法と並んでその有効性が実証されている数少ない心理療法のうちの一つで,最近特に注目されています。


認知療法としては初期~中期,回復期のうつ病に有効です。
認知行動療法としては,PTSD,強迫性障害,パニック障害,子供や青年期のうつ病には有効です。



・認知のゆがみ

1,恣意的推論-自分の思い込み(ひらめき)を信じ込む。
2,2分割思考-AでなければBであるはずと考える。○か×
3,選択的抽出-情報をかたよって選び取る。
4,拡大視/縮小視-気になることだけを重要視して他を軽視する。
5,過度の一般化-極端な決め付け。
6,自己関連付け-ものごとをすべて自分と結びつける。
7情緒理由付け-感情的に判断する。


・認知療法では,次の3つが治療の目標となります。

1,歪んだ認知を確認し,正しいかどうかを検証する。
2,歪んだ認知の代わりに柔軟性のある考え方を身につける。
3,合理的なものの見方にたって問題の解決をはかる。

これらの考え方を探す方法のひとつとして使われるのが,今,悩んでいる問題を紙に書き込んでいく「コラム法」と呼ばれるものです。
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・コラム法

1,その問題が起きたときの具体的な状況,自分の感情,自然にわき上がってきた思考を書き込みます。
2,そのうえで,それに代わる考えを書きます。
3,最終的には,この作業を行ったことによる変化を書き込みます。
このように紙に書き出し,いろいろ考えていくことで,問題点や自分自身の考え方などを徐々に客観的に見ることができるようになるわけです。

・コラム法の実例
1,状況(不快な感情をともなう出来事,気持ちがつらくなったり動揺したときの状況)
・一人で残業して上司に提出した書類を整理しているときに記入ミスに気付いた。

2,不快な感情(不安,悲しみ,落胆,怒りなど,そのときの感情や気持ち 強さ0~100%)
・憂うつ感(70%)
・不安(70%)
・絶望(40%)

3,自動思考(それに対してどう考えたか。不快な感情を経験するときに心に占めている考えやイメージ 確信度0~100%)

・これはまずいことになった(80%)
・上司は腹を立てているにちがいない(70%)
・自分なんてずぼらな人間だ(70%)
・いつも同じような失敗ばかりしている(70%)
・社会人としてやっていく自信がない(60%)
・このまま消えてしまいたい(50%)


4,合理的反応(自動思考に代わる思考。本当にそれで正しかったのかを考え直し,別の考え方を探す。 確信度0~100%)

・こんな夜中に,一人で考え込んでいても解決できるわけがない(80%)
・失敗したことは事実だが,決定的ミスではない(60%)
・上司は,あやまればわかってもらえない人ではない(70%)
・仕事がたてこんでいたからこのようなミスが起きたのも事実。あわせて仕事の進め方も上司に相談すれば,よい方向に向かう可能性もある(80%)


5,結果-別の考え方をしたことで,感情や別の考え方を探す。

・自動思考による確信度(確信度0~100%)
・感情の強さ(確信度0~100%)
・憂うつ感(50%)
・不安(30%)
・絶望(20%)


*参考文献 『自分と家族の心を守るためにうつを治す辞典』 著者 大野 裕
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行動療法

 
行動療法は精神疾患を誘発するような行動を、よりよい方向に改善していくことによって、治療を計ろうとする精神療法です。

行動療法という治療法では、精神疾患をある種の行動習慣によって起こるものと捉え、病気を引き起こしていると見られる誤った行動習慣を,よりよい行動習慣を学習して改善することで治療を計ります。

具体的には、どのような刺激が精神疾患を引き起こしているのか、それに対して患者はどのような反応行動を見せているのかを分析し、それらをどのように改善すればよいかをさまざまな治療法と照らし合わせながら考えていきます。
そして、改善法が見つかれば,具体的にその効果を検証しながら患者に適用していきます。

こうした行動療法の種類としては、あえて患者を刺激に曝すことによって徐々に慣らしていく曝露療法などの条件付け理論によるもの,改善された行動に対する報酬を与える報酬学習や問題行動を引き起こす刺激を調整する刺激統制法などの道具的条件付けの理論によるもの、刺激に対する認知の仕方を再構成する認知再構成法などの認知的学習理論によるもの,改善された行動を治療者がモデルになって示すモデリング療法などの社会学習理論によるもの等があり,個々の症状に合わせた適応が行われます。

行動療法の具体的方法としては、まず患者のこころの病気がどのような状況下で,どのような刺激によって起こっているのか,それに対して患者がどのような反応行動を見せるのかを調べることから始まります。
そして、患者が刺激を受けてから,反応,行動へと至るパターンを分析して,その問題点を探り,具体的な治療目標が設定されます。

ここで設定される治療目標としては,問題のある行動の削減,刺激に対する誤った反応の削減,誤った行動に変わるべき行動パターンの形成などが中心となります。

このうち誤った行動の削減では、刺激統制法などを用いてそうした行動の原因となる刺激を引き起こす環境を調整することで,問題行動の減少を計ります。

また,刺激に対する誤った反応の削減では,刺激に徐々に慣らしていく曝露療法や、刺激に対する認知の仕方を再構成する認知再構成法などによって,刺激に対する患者の誤った反応を削減していきます。

さらに誤った行動に変わるべき行動パターンの形成では,報酬を使った報酬学習や,治療者がモデルを演ずるモデリング療法などによって改善された患者の行動パターンの形成を計ります。

行動療法の効果としては,患者の誤った行動習慣を発見して,よりよい行動習慣を学習させることによって,症状を軽滅することができます。

また、患者に建設的な行動習慣を取得させることで,患者の生活のリハビリテーションにも効果を発揮します。

こうした行動療法の適用対象としては,神経症や統合失調症などを始めとするさまざまなこころの病気の治療に効果的となります。

おもな病気としては,恐慌性障害,社会恐怖症,外傷後ストレス障害、強迫性障害などの神経症的障害に対しては曝露療法やモデリング療法,認知再構成法などが,統合失調症に対しては報酬学習や刺激統制法が有効となります。

また,自閉症や精神遅滞などといった子供のこころの障害に対しては報酬学習や刺激統制法などに加えてモデリング療法が、女性に多い摂食障害に対しては刺激統制法や曝露療法が有効となります。

Mental Gymより

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認知行動療法

 
認知行動療法とは,相談者の不適応状態に関連する行動的,情緒的,認知的な問題を治療標的とし,学習理論や行動科学の諸理論,行動変容の各技法を用いて不適応な反応を軽減し適応的な反応を学習させていく治療法です。

相談者が訴える問題は,不安や落ち込みといった情緒的な問題,心悸亢進や頭痛といった身体的な問題,不登校や通勤拒否などの問題です。

これらの不適応問題の発生や維持には,個人の予測や判断,信念や価値観といった考え方(認知)の問題が関連していることがあります。


人と話す時に過剰に緊張してしまい,振る舞いや口調がぎこちなくなってしまい,新しい職場に馴染めない人の場合,過剰な緊張や振る舞いや口調のぎこちなさといった問題の背景に,「人に悪い印象を与たくない」という考えや,「あの人は,私のことを嫌っている」というような勘違いがあります。

このような考え方を強く持つことで緊張を強めたり適切な反応や行動を妨害したりすることがあります。

面接は,カウンセラーと相談者の「協同作業」として進められ,カウンセラーは話を聴き,いろいろな説明や提案をし,相談者もいろいろな観察や練習をし,積極的に問題解決を図っていきます。

認知行動療法は,不安・怒り・悲しみなどの感情を感じた時の相談者の誤った見方(認知)を修正することで,相談者は外からの刺激に対して悲観的な受け止め方をしないようになり,こころの病気の原因である不安やストレスを減少させ,これらを原因とする社会恐怖症,外傷後ストレス障害,強迫性障害、恐慌性障害などの神経症や,過食症,アルコール依存症などの治療に有効です。




交流分析

 
アメリカの精神科医エリック・バーンによって1950年代に提唱された心理療法で,自己認識を助け,人間関係の改善を通して心身ともに健康な自己実現をはかることを目的としています。


交流分析では,私達のパーソナリティは3つの異なる心の状態をもっていると考えます。これをさらに次の5つに分かて考えます。

親的な自我P(Parent)-両親あるいは親的な役割そした人から取り入れられた自我。
・厳格で指示的,命令的,批判的で責任感の強い親CP(Critical Parent)。
・思いやり,優しさ,おせっかい,寛容,愛情豊かな親NP(Nurturing Parent)。

大人の自我A(Adult)-今の世界に反応している大人の自我。感情に左右されず客観的に考えたり合理的に判断したり冷静に対応する態度を表す。

子どもの自我C(Child)-子ども時代を再現している子どもの自我。
・天真爛漫,自由奔放,わがままな子どもの自我FC(Free Child)。
・言われたことをきちんと守る優等生の子どもの自我AC(Adapted Child)。

この NP・CP・A・FC・AC の強弱とバランスを,グラフであらわしたものが,心理テストのエゴグラムです。 自分の中の五つ心の状態のバランスを知ることで、性格や行動の特徴がわかりま す。以下に,分かりやすいエゴグラムのパターンをいくつか紹介します。

エゴグラムで自分の性格上の偏りを自己分析によって気づき理解することにより,他人との人間関係を自分でうまくコントロールできるように変えて,問題解決を行なったり,円滑な人間関係を築いたりしていくことを目ざします。

CPの側面が強い人-口うるさくてああすべき,こうすべきと考えがちな頑固な人。

NPの側面が強い人-やさしい,過保護である。

Aの側面が強い人-客観的に考えたり合理的に判断したり知的で冷静。

FCの側面が強い人-のびやかで自己中心。

ACの側面が強い人-気配り上手,我慢強い。

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イメージ療法

 
イメージを強く潜在意識に焼き付けることで,潜在意識はそのイメージを実現させようと働き始めます。

イメージによって,本人でさえも気づいていないような,こころの働きをうまく表現することができ,いきいきとした体験が得られやすくなります。

実際には,心の中に浮かんでくるイメージを語ってもらい,それによって悩みを解消していくのを助ける方法です。危険なものから逃げたい思いや,こうありたいという願望をイメージの世界で体験すると,現実の日常生活においても生かしていくことができやすくなります。

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精神分析

 
ジグムント・フロイトが考案した神経症のための精神療法です。

患者の過去の歴史も含めて,無意識を含めたこころの全体での葛藤が本人の不適応行動や心身の病的状態を引き起こしていると考えられます。

したがって,過去に遡り無意識のうちに身につけた対処法に気づかせ,それを変えていけるように援助をします。


相談者がソファに横になり頭に自然に浮かぶ考えをそのまま言葉する自由連想法,あるいは,その人が見た夢の分析から,その人の心の中にある抑圧や抵抗などの無意識を解釈します。

患者は,無意識の世界を知ることにより,抑圧や抵抗から開放することができます。





ゲシュタルト療法

 
F.パールズによるゲシュタルト療法は,東洋的な瞑想や精神統一の体験を基盤に取り込んでいます。

「今・ここ」にいる『純粋な本当の自分』に気付くことが大切であると考え,人は「~すべきである」とか「~すべきでない」などと思うことが多いですが,それは社会や親のしつけや自分の成功体験・失敗体験などに作り上げられ,自分の本当の気持ちではないのです。

そのことに気付くまで,本当の気持ちが満たされることはありません。そのことに気づき,体験すること,そこから全身全霊的な気づき,覚醒を目指し,そこで自分自身であるという自由を取り戻すことを目的としています。

過去に完結させることが出来なかった気持ちも,取り返しがつかないと考えないで,それに気付いたときに完結できると考えています。

この療法の目的とは,活動におけるより確立した独立と,自然な成長を阻害する障害物に対処する能力を,自分自身が獲得することを助けることにあります。

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家族療法

 
不登校,引きこもり,家庭内暴力,摂食障害など 子どもや若い人になんらかの問題がでてきたときに有効なカウンセリングです。


個人ではなく,家族全体を一つのシステムとして考え,家族の一人,特に子どもが問題や症状を示せば,それは家族システムの問題とされます。個人の症状だけを取り上げても問題解決にはいたらないという考えです。

家族療法では,問題や症状のある人を「IP」と呼びます。反対に,問題とする人もいるはずです。
問題がこじれている場合,この複雑な関係に第三者が入り,冷静にその家族システムに焦点をあわせ悪循環を正常化していく必要が出てきます。

そのためにはいろいろな療法が使われます。

目標は,悪循環のシステムを断ち切って、家族1人1人が幸福になることです。




グループカウンセリング

 
個人ではなく集団で行われるカウンセリングの方法です。

同じ悩みを持つ人たちが集まり,自分の悩みや体験を意見交換したり発表したりしてカウンセラーの指示に従ってロールプレイなどを行うなかで,問題解決をはかっていこうとする方法です。

この方法は,同じ悩みを持つ人たちが集まり体験談を話したり,聴いたり意見交換をしたりすることによって,「自分だけが悩んでいるのではない,同じように苦しんでいる人たちがいる」とお互い仲間意識が持てるようになり,それによって安らぎと励ましや気付きが得られることが大きな特徴です。




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森田療法

 
森田療法(森田精神療法)は,1919年(大正8年)に森田正馬博士によって創始された精神療法(心理療法)です。内観療法とともに代表的な日本製の精神療法として知られています。
神経症を専門的に治療の対象とし,入院治療が主流ですが外来治療も行われることがあります。

森田学説は,主として2つの仮説からなっています。 ひとつめは,ヒポコンドリー性基調説です。 ヒポコンドリーとは,ふとしたきっかけで不安感を覚え,心気症になりやすい性質のことです。

ふたつめは,精神交互作用説です。 これは,不快な感覚に対して注意を集中すればするほど,不快感が増大することをいいます。例えば,大事な用事がある時に限って下痢になってしまい,「下痢になってはいけない」と思えば思うほど下痢がひどくなるなどです。

重症の場合は,入院を原則として,4期に分けて治療を行います。


第一期 絶対臥褥期
患者を外界からの刺激を受けない個室に隔離し,何もせずに横になり,食事・排泄時以外の活動を禁止しされます。患者は苦しみますがだんだんと不安を不安として受け入れるしかないことに気がついてきます。

第二期 軽作業期
段階的に活動の制限を解除していき,戸外の空気に触れたり,軽作業をさせたりしていきます。

第三期 重作業期
庭造りや畑仕事,大工仕事,趣味などを行わせます。患者は症状へのこだわりから抜け出し日常生活に近づいていくことができます。

第四期 退院準備期
日常生活に戻れるよう,社会復帰の準備をします。
この療法は60~90日の入院が一般的です。入院治療については森田療法専門医の指導のもとでないと非常に危険です。
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内観法

 
内観法は,吉本伊信氏(1916~1988)が「身調べ」という浄土真宗の一派に伝わっている修行法をもとに宗教色を取り除き開発されたもので「自分を知るための方法」です。


その具体的な方法は,自分の父母,兄弟姉妹,配偶者,祖父母というような身近な人に対して,

・ していただいたこと
・ してあげたこと
・ 迷惑をかけたこと

の3点について思い起こし,その内容を具体的にあげていきます。そして一週間狭い部屋で情報を遮断して,この三つの課題を想起しそれをなるべく細かく書き出す(集中内観)というものです。

結果として,他者から自分への愛情がしみじみと感じられるようになり,感謝の気持ちやすがすがしさが自然にわいてきます。

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箱庭療法

 
この療法は,相談者が縦57cm,横72cm,高さ7cmの砂の入った箱の中に,いろんな人形やおもちゃを並べて一つの世界を作って,言葉では伝えられない自分の内面世界を表現し,それを深く体験することによって,自分自身で症状や悩みや対人関係を改善させるという狙いを持った療法です。


心の悩みを抱えている人や,それほどはっきりした悩みでなくても,何かもやもやしたものを感じる,なんとなく行き詰まった感じがある,自分自身がよくわからなくなっているなどの想いをもっている人には最適な技法です。

箱庭療法に治癒力があるのは,自分の心の奥深くにある内面の世界を,箱庭を通して表現し,自分自身の目で確認することによって,内的に統合されるようになるからです。
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NLP(神経言語プログラミング)

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NLP(神経言語プログラミング)は,Neuro Linguistic Programmingの略で,1970年代に,アメリカのリチャード・バンドラーとジョン・グリンダーの2人によって提唱されたもので,心理学と言語学をもとに体系化した人間のコミュニケーションに関する新しい学問です。




創始者バンドラーとグリンダーは,アメリカの3人の天才的セラピスト(心理療法家)であるゲシュタルト療法のフリッツ・パールズ,家族療法のバージニア・サティア,催眠療法のミルトン・エリクソンの治療を研究し,それをモデル化したものです。

NLPは,個人の行動変容,心身の健康,学習能力の向上,スポーツ選手のトレーニング,個人や企業の目標達成,効果的なコミュニケーションなど人生のあらゆる領域に幅広く応用されています。


NLPは,あなたの生活に変化が起きます。
 1,あなたの人生が肯定的に変わる
 2,仕事がうまくいって成功する
 3,人間関係が豊かになる
 4,心理的問題を解決できる
 5,性格が安定し成長する


プラナでは,NLPの中で,下記の項目を心理療法に利用しています。


■NLPの主な項目

 ◆代表システムの活用 視覚(V),聴覚(A),体感覚(K)(臭覚,味覚,触覚)

 ◆コミュニケーション能力を高める(信頼関係「ラポール」の構築)

  ・相手と同じ姿勢と動作(ミラーリング)
  ・相手の言葉を繰り返す(バックトラッキング)
  ・呼吸や動作,声の調子を合わせる(ページング)

 ◆相手をよく見てメッセージを読み取る(カリブレーション)

 ◆相手の立場に立つ(ポジションチェンジ)

 ◆リソース(持っている資産や資源,必要なもの)の把握

 ◆リソースフルな状態を思い出し,再生する

 ◆リソースフルな状態を体に覚えこます(アンカリング)

 ◆モチベーションを高める手法(タイムライン)

 ◆できる人になってみる(モデリング)

 ◆嫌な体験,やめたい行動を望ましい体験や行動と入れ替える(スウィッシュ)

 ◆いやな過去の経験を書き換える(サブモダリティチェンジ)

 ◆直したい行動,治したい症状を新しい行動に変える(リフレーミング)

 ◆感情的になった相手を冷静にガイドする(ペース&リード)

 ◆問題を客観視し悩みから抜け出す手法(ディソシエイト・アソシエイト)

 ◆意識のレベルを変えて可能性を広げる(ニューロロジカルレベル)

 ◆葛藤している両極を1つに統合する,パート(部分)の統合,長所と短所の統合

◆参考書籍,おすすめ書籍

 ・NLPのすすめ―優れた生き方へ道を開く新しい心理学
 ・心の動きが手にとるようにわかるNLP理論
 ・子供、親子、夫婦の問題を解決する―家族のためのNLP

 ・苦手意識は捨てられる NLP脳トレーニング
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フォーカシング

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フォーカシング (focusing) は,人間の体験過程とその象徴化の過程,またはそれを促すためにユージン・ジェンドリンが,ロジャースの「来談者中心療法」の実践の中から体系化した技法です。

ジェンドリンは,カウンセリングの成功要因を探る研究の中から,クライエントが自分の心の実感に触れられるかどうかが重要であることを見いだしました。




そこからジェンドリンは,心の実感に触れるための方法の理論として体験過程理論を構築し,具体的な技法としてフォーカシングを提唱したのです。
こころと体は密接につながっています。

こころの問題は,体の症状として現れることがよくあります。
体の痛み,苦しさや不快感という症状は,こころの問題をメッセージとして伝えようとしているのです。

もし,フォーカシングを知らなかったら,胸が締め付けられる感じや,胃がキリキリと痛いとき,みなさんでしたらどうしているでしょうか。多分その痛みに怒りを覚えたり,嫌ったり,無視したり,あるいはなんとかその痛みや苦しみをなくそうとするでしょう。

ところがフォーカシングでは,こころの問題のメッセージをやさしく思いやりを込めて,こころから受けとめる姿勢で体に耳を傾け,内なる自己があなたに伝えるメッセージを聴いていきます。
その結果,洞察,身体のほぐれ,生活の前向きの変化が得られます。

そして,自分のことがもっと理解できるようになり,生活が快適になり自分の望むように創造し,願望を叶えたり,問題を解決したりする行動をとるようになっていきます。

フォーカシングは,その体の感覚を通して表現される心の声を聞く心理療法です。



■フォーカシングのプロセス

1,体の内側,特に喉,胸,胃,下腹のあたりに注意を向けます。
感じを無理に見つけようとせず「今,自分の注意を求めているものがあるかな」というように,優しい気持ちで自由に答えられる質問をして,何か感じが出てくるように誘ってみます。

2,ある感じに始めて気づいたときには,それに「こんにちは」とこころの中で挨拶をして,その感じがそこにあるということを確かめ,それを描写したり名前を付けたりします。

3,その感じのことをもっとわかろうとして,それと一緒にいるようにします。

4,その感じから何かもっと意味が伝わってくるのをゆっくり待ちます。

5,伝わってくる感じのメッセージに気付き,それをこころから聴いてあげます。それだけで深い開放感がもたらされます。 



◆参考書籍,おすすめ書籍

 ・やさしいフォーカシング―自分でできるこころの処方
 ・
フォーカシングで身につけるカウンセリングの基本―クライエント中心療法を本当に役立てるために

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解決志向ブリーフセラピー

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BFTC(Brief Family Therapy Center)で研究され,ド・シェイザー,インスー・キム・バーグを中心に開発された心理療法で,短期療法(ブリーフセラピー)のひとつで,ソリューションフォーカストアプローチ(SFA)(Solution Focused Approach)といいます。




従来の心理療法とは異なり,原因を追究せず,直接解決を目指す点に特徴があり,結果的に短期間で望ましい変化が得られるとされています。


「解決志向ブリーフセラピー」の考え方は,「クライエントの持っていないもの」を探すのではなく,「持っているのに持っていないと思っている」ものに気づかせて,使えるよういにしていく心理療法です。


解決志向ブリーフセラピーの中心哲学は,3つのルールからなっています。

■中心哲学-3つのルール

 <ルール1> もしうまくいっているのなら,変えようとしない。
 <ルール2> もし一度やってうまくいったのなら,またそれをせよ。
 <ルール3> もしうまくいっていないのであれば,なんでもいいから違うことをせよ。


この中心哲学の3つのルールは,心理療法を受けているときでも,仕事をしているときや企業の経営,そして普通に生活しているときにも適用できます。
ですから人生を幸せに生きるための3つのコツといえるでしょう。
何か問題が起こっているときは,この3つのルールのどれかに反しているときといえるでしょう。


■4つの発想の前提

 <発想の前提1> 変化は絶えず起こっており,そして必然である。
 <発想の前提2> 小さな変化は,大きな変化を生み出す。
 <発想の前提3> 「解決」について知るほいが,問題と原因を把握することよりも有用である。
 <発想の前提4> クライエントは,自分の問題解決のためのリソース(資質・資源)を持っている。
              クライエント自身が問題を解決するエキスパート(専門家)である。


■解決に向けての有効な質問
 例外(クライエントの問題が起こっていない状態)をクライエント自身が探索できるように、様々な質問を行う。
 ・ミラクル・クエスチョン
 ・サバイバル・クエスチョン(コーピング・クエスチョン)
 ・スケーリング・クエスチョン
 ・

◆参考書籍,おすすめ書籍

 ・よくわかる!短期療法ガイドブック
 ・適応障害の解決―解決志向ブリーフセラピーによるアプローチ
 ・可能性療法―効果的なブリーフ・セラピーのための51の方法
 ・森・黒沢のワークショップで学ぶ解決志向ブリーフセラピー
 ・解決志向ブリーフセラピーの実際

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アダルト・チルドレン癒しのワーク

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子どもの成育に悪影響を与える親のもとで育ち,成長してもなお精神的影響を受けつづける人々をアダルト・チルドレン(AC)といいます。

この場合,「機能不全家族(不健全な親の家庭)・離婚家庭,のもとで育ち成人した人々」と言われます。
ただし,この定義によるACである人は,ただちに社会生活に支障があるわけではなく,むしろ自身がACであってもそれを自覚もせず大して苦にもしていない人々が大多数であり,一般成人の6~7割がACといわれています。

そのごく一部が心的ダメージが強くメンタルケアが必要とされます。



そして,メンタルケアの現場では,幼少時代から親(血縁上の親とは限らない)から正当な愛情を受けられず,身体的・精神的虐待を受け続けて成人し,社会生活に対する違和感があったり子ども時代の心的ダメージに悩んだり,苦しんだりする人々の総称と解釈されるようにACという言葉がなってきました。

「あなたはACです」と宣告される場合は,メンタルケアが必要な状態であるケースが多いようです。

アダルト・チルドレンの人々は,本当はいやなのについつい周囲の期待にそって振舞ってしまったり,相手に「NO」といえなかったり,自分の感情が自分でわからなかったり,生きることを楽しいと思えなかったりといった生きづらさを抱えています。

身体的,性的,精神的な虐待があるなど,機能不全家族の中で育ったため,大人になっても子どものときに受けたこころの傷を抱え続けています。

それらの傷があまりにもひどい場合には,生きていること自体がつらいものになります。

また,自分では,何の問題もないと思い込んでいる人でも,はたから見ると,いろいろな障害や問題をかかえていたり,その人のまわりでは,各種の問題が起こっていたりすることもあります。


そして,大人になってもアダルト・チルドレンは,他人の要求に応えようと一生懸命に努力をしますが,自分が期待していたほど,見返りをくれないので疲れ果ててしまい,体を壊すか精神を病んでしまいます。


アダルトチルドレン癒しのワークでは,親からかけられた「禁止令」を科学的に解いていきます。

親が日ごろから示した不合理な態度から幼い子どもは,「私は~してはいけない」や「私は~であってはならない」と思い込んでいます。

大人になったあなたは,もうそんな禁止令に従うことはありません。
あなたは禁止令を解くことができるのです。


■アダルト・チルドレンの自己診断 
 
     ■アダルト・チルドレン
     ■インナーチャイルド 
    ■共依存 
    ■機能不全家族 
    ■よい子度チェック
 

■アダルト・チルドレン癒しのワーク

過去の自分(インナー・チャイルド)に出会い,いったんトラウマがあったことを認め,癒しの作業をはじめるとさまざまな精神的症状や問題などよくない状況から抜け出ることが可能になります。

また,不健全な人間関係を改善することができます。

 ・インナー・チャイルド癒しのワーク
 ・アファメーション(自分を肯定する言葉)
 ・癒しの手紙を書く
 ・過去を客観的に観察する
 ・ビデオ再現法(NLP) 

 ・催眠療法

◆参考書籍,おすすめ書籍

 『アダルト・チルドレン 癒しのワークブック 本当の自分を取りもどす16の方法西尾 和美【著】 学陽書房
 『アダルト・チルドレンと癒し 本当の自分をとりもどす』 西尾 和美【著】 学陽書房
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◆インナーチャイルドの癒しのワーク

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インナーチャイルドとは,子ども時代に心に傷を負ったまま成長できずにいる内なる子どもという意味です。

心に傷を負ったまま成長できずにいるインナーチャイルドを抱えたまま大人になった人たちは,いろんな苦しみや悩みを抱えています。


例えば,
自分自身に自信が持てず,何をやっても満足感が得られない。
「このままじゃだめじゃないのかな」,「こんな私じゃ良くないのじゃないのかな」と不安になる。

自分でも気付かない内に,「良い子」,「頑張る子」,「人に好かれる子」を演じている。
本当は好意を感じている人に,批判的・攻撃的な態度を取ってしまう。

恋愛や結婚生活で,「愛されてないのかな」と,根拠も無く不安になる。
無意識の内に異性に対して,「好かれよう,愛されよう」としてる。

人と接するのが苦手で,人前で自然な自分でいられない。
いつも満たされず,どこか不安や孤独を感じている。

仕事中